~日本書字文化協会機関紙 No85~
令和3年(2021年) 新年号
今年の合い言葉は「全肯定」
一般社団法人日本書字文化協会(書文協)
本部 〒164-0001 東京都中野区中野2-11-6 丸由ビル3階
電話03-6304-8212 / FAX03-6304-8213
Eメールinfo@syobunkyo.org ホームページhttp://www.syobunkyo.org
第9回全国書写書道総合大会の特別賞全受賞者リストを掲載しました。
新年ご挨拶
令和3年正月
一般社団法人日本書字文化協会
代表理事・会長 大平 恵理
自己を全肯定する文字表現だからこそ今!
明けましておめでとうございます。
今年も書写書道の学びをご一緒に続けられればと願います。困難な
状況は続いていますが、備えを万全にして学びは止めずに参ります。
書写書道を学ぶのは、書く技術だけを身に付けるためではありません。書写書道は表現です。表現は自己を全て肯定するところから始めるべきです。運筆、字形そして審査成績だけにとらわれるのではなく、表現する自分を磨くのだ、ということをしっかり胸に刻んで学びを続けたいと思います。
文字は万人のための公共的財産です。書文協は2010年(平成22年)2月、書写書道を長く研鑽してきた者たちが東京都中野区内に設立しました。今年で11年目になります。非営利の法人として活動してまいりました。基礎固めの時期とも言える最初の10年を経て、続く10年は大きく飛躍していく年にしたいと思います。
書文協の仕事の第一は、書写書道の指導方法(メソッド)の研究開発です。このため教え方の研究を続けています。得たメソッドは、テキストの発行を中心に世に還元するように努めています。テキストに基づく全国検定試験、その結果に基づく段級の付与も大事な事業です。指導者の養成を目的に指導者ライセンス(資格)認定試験を行っています。中野での中央講習会、各地の団体の要請による講習会も開催します。時節柄、開催を中止することも多いのですが、ご希望の団体はお声掛けください。
新年の計としては、新たな検定試験の実施を検討しています。書写書道を生涯教育にすることを目指したものになります。また、新年の早い時期に、ホームページの改訂を実施。春と夏にはあらたな市販本の発売を大手出版社からオファーされています。
防疫には万全を期します。こんな時だからこそ、皆様、一緒に困難を乗り越え、さらに発展していこうではありませんか。
書文協中央審査委員会副委員長
辻 春葉(眞智子)
書写書道に親しむ女性に期待
明けまして、おめでとうございます。
コロナ禍の中、新しい年を迎えました。蘭亭序風に言えば 「令和三年歳は辛丑に有り」となります。
「辛(かのと)」は同音の「新」に通じ、植物が枯れて新しい世代が生まれ出ようとする意がるそうです。Withコロナからafterコロナへと移っていかなければならない今の世界にとって、とてもふさわしい干支(えと)だとは思いませんか。ウイルスの終息を望むのは不可能かもしれませんが、あらゆる人智を結集して、コロナ禍は終息させなくてはなりませんね。
子供の頃「干支」を何故「えと」と読むのか不思議でした。漢文の授業で先生から十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)と十干(じっかん)( 甲・乙・丙・丁・戊・ 己・庚・辛・壬・癸.)の組み合わせで、最小公倍数の六十年で一回りし、それが「還暦」。さらに十干と組み合う五行(ごぎょう)(木・火・土・金・水)に兄(え)と弟(と)がある(例えば 甲・・・木の兄(きのえ) 乙・・・木の弟(きのと)と教えていただき、暦一つをとっても深い意味合いがあるのだと感動致しました。そして、日本史で馴染みのある「壬申の乱」や「戊辰戦争」呼称の謂れ、甲子(きのえね)の年に造営されたから甲子園球場と呼ばれることなどが理解できました。
この原稿を執筆しながら十二支の中に仔を産み育てていく哺乳動物の多いことに、ふと気づきました。母親が乳を与え慈しみ育てることは、人間も動物も同じです。日々成長していく姿に身近で接していられる母親は何と幸せなのでしょう。こんなにも素晴らしい時間を持たない父親は可哀そうだと思いながら、私は子育てをしていました。
男女同権が提唱されて久しくなりますが、まだまだ社会は男性中心に回っています。だからと言って男性と同じになろうとするのではなく、女性としての特質を活かした貢献をし、その価値を男性も認めることが本当の男女同権なのではないでしょうか。
令和は、女性にとっては有難く飛躍できるチャンスが多い時代の予感がします。若者達をとり巻く日本の社会は大きく変化しました。現在、女性の社会進出はめざましく、男性に伍した活躍が出来、家庭内での立場も強いものになりました。夫が共に働く妻への思いやりと感謝を示し、子育てはもとより家事への強力など当たり前になってきました。女性特有の我慢強さで家庭の土台となり、その上で二〇二一年、皆様の活躍を願っております。
辻 眞智子先生経歴
1944年、岐阜市生まれ。東京学芸大書道科卒。小・中教諭を経て1973年、夫の大阪転勤を機に教諭を退き、20年間年ほど子育ての傍ら、生涯教育の場で書道を続ける。文教大、聖心女子大などの講師を歴任。春葉舎主宰。日本武道館編集顧問。全国書教研連盟副会長。
編集部から
敬愛する書文協顧問であられた故・井上孤城先生のご意見で、辻先生に書文協のかなめ「中央審査委員会」の副委員長を引き受けていただいた。井上・辻先生は故・氷田光風先生の合弟子です。類まれな力量を知り尽くした井上先生が「女性の多い書写書道の世界には女性のリーダーも必要だよ。男には分からん世界がある」と言われたことを鮮明に記憶しています。
十二支を包む陰陽五行説を述べられた冒頭の部分は、言葉を大切にする書文協として、皆さんにぜひ知っていただきたい世界です。そこからさらりと仔を育てる哺乳類の話に移る巧みさ、書写・書道の言葉を一度も使わず、広く女性の活躍への期待を書き切ったことも大変印象的です。お忙しいところを寄稿のお願いした上に「書写書道に親しむ女性に期待」の題名は編集部でつけさせていただきました。辻先生の言われるように、令和3年が女性躍進の年であることを期待しています。
文責・谷口泰三
第9回伝統文化大会開催について
締め切りは1月22日(金)
全国書写書道伝統文化大会(全国年賀はがきコンクール、全国学生書き初め展覧会)は令和3(2021)年1月22日応募締め切りで開催されます。書文協主催、公益財団法人文字・活字文化推進機構共催、文部科学省、小・中・高校長会、全日本書写書道教育研究会後援。
実施要項・指定課題、解説・お手本は書文協ホームページに掲載されています。フロントページの中ほどの横タスクバーの右から2つ目「大会」にカーソルを当てますと、メニューがプルダウン表示されますので「伝統文化大会」をクリックすると表示されます。
時節柄、状況で出品が遅れそうなときは、書文協本部にご相談ください。
総合大会コメント集
第9回全国書写書道総合大会の「ひらがな・かきかたコンクール」「全国学生書写書道展」「全国硬筆コンクール」(応募総数5962点)で、特別賞受賞者は123人でした(書文協ホームページの月刊書字文化12月号に全特別賞受賞者リスト掲載)。このうち、文部科学大臣賞、大賞、中央審査委員会賞を受賞した11人の方に、受賞の喜びコメントを寄せていただきました。上位特別賞を受賞された方々は書文協から所属園・学校、地元教育委員会等に授賞の報告をしました。
各コメントは月刊書字文化用ではスペースの都合で短くしました。主に先生や家族らへの感謝の言葉などを割愛しました。文責は編集部にあります。コメントの原文は、近くホームページの大会結果欄に掲載の予定です。
<総合の部>
❖文部科学大臣賞 大阪府吹田市立岸部第二小学校5年 米田 琴音
祖父母らのいる九州の風景をイメージして書いた
今年はコロナのえいきょうで休校になったり、おけい古のやり方が変わったり、今までのように練習できなかったように思います。でも、その時自分に出来ることを精一ぱいがんばりました。
今回の毛筆の課題「里山の秋」を書く時、文字の形や筆の運び方に注意しました。 そして心の中で、今年遊びに行くことができなかった、祖父母やいとこのいる九州の風景をイメージしながら書きました。作品に心をこめることができました。
私は努力すれば必ず良い結果に つながると信じています。これからも、今の気持ちをわすれずに、良い作品を書いていきたいです
<ひらがな・かきかたコンクール>
❖文部科学大臣賞 福岡県・花畑幼稚園年中 緒方 こはる
これからもがんばる(こはる)
去年は銅賞で悔しかったので、この賞をもらえてとても嬉しかったです。これからももっと練習を頑張りたいと思います。
成長に感無量(母)
昨年、年少で書き方教室に通い始め、最初は線を一本書くこともままならない感じでしたが、一年が経ちこのような大きな賞をいただけるまで成長したのかと思うと、非常に感慨深いものがあります。これも、本人の何事にも真面目に取り組む姿勢と、松本先生のご指導のお陰だと思います。これを励みにこれからも頑張ってもらえたらと思います。この度は本当にありがとうございました。
❖文部科学大臣賞 東京都 足立区立伊興小3年 土田 梨乃
祖母のように上手になりたいと
祖母が字の先生ということもあり、硬筆は2歳の頃から習っています。幼稚園の頃は、難しく練習をしながら泣いてしまうことも ありましたが、祖母のようなきれいな字が書けるようなりたいと思い、たくさん練習を してきました。
学校では、かきかたや書道の時間だけでなく、国語や算数など、どの教科のノートも連絡帳も全て丁寧に書くようにしています。普段の生活でも丁寧な字を書くことで、年々、少しずつ大きな賞を受賞する機会が増えてきて、この度目標としていた賞を受賞することができたので 毎日の習慣の大切さを知ることもできました。
❖大賞 福岡県・平野保育園年長 馬場 美咲
書くことが好きになった(美咲)
頑張った所は、とめはらい、くの途中でとまり、最後にはらうところ。
みんなに字がキレイと褒めてもらえて嬉しいです。書き方の教室に行ってから字を書く事が好きになりました。
これからも頑張って(母)
書き方教室を始めた時は、ひらがなを読むことさえ出来なかったのが、本人の努力と先生方のご指導のお陰で、賞を受賞する事が出来ました!!
書いたり読んだりするのは好きみたいなので、賞をもらった喜びを忘れずに、これからも頑張って続けて欲しいです!
<全国学生書写書道展>
❖文部科学大臣賞 刈谷市立東刈谷小6年 山内 紬良
書は自らの表現
わたしは年長の時から小川学園にお世話になっています。小学校に入り周りの友達に「すごく上手だね」と言ってもらえるようになりました。
教室にはもっと沢山上手な先輩方がいてわたしは自分に自信を持っていいものか分かりませんでした。しかし、五年生位からもっときれいな字が書きたい、と思うようになり、書に向かう姿勢も意識するようになりました。先生が常々「良い作品を書きたいと思い書と向き合っている子が良い作品をつくるよ」と言っていました。
わたしの中で「書」は自らの表現であり、ほこれるものと感じています。これからも自分と向き合って書を高めていきます。
❖文部科学大臣賞 東京都・宝仙学園高1年 峯田 彩世
草書にチャレンジして
今回は初めて草書に挑み、高校生として表現の自由を意識しながら作品を仕上げました。全てが初めてだったので、まず字の大きさやかすれ具合に着目し、全体のバランスを見ることをしてみました。しかし最初につける墨の量や文字の大きさの配分などが難しく、とても苦戦しました。練習を繰り返し、学んだことは初めは多すぎるくらいに墨をつけ、かすれるところも表現のひとつとして思いっきり書くということです。また、墨をたくさんつけて書いた文字は小さめに書き、かすれが多い文字は大きく書くことで文字のバランスや一文字一文字の字の主張もうまくバランスがとれることを学びました。
次の機会にはかな文字にも挑戦していきたいと思っています。
❖大賞 三重県川越町立川越中2年 林佑衣
幼稚園から頑張ってきた
私は年中の頃から書道を始め、これまで続けてきたからこそ、頂けた賞だと思っております。
最初にこの課題を書いたときは、大きさや、間隔、行書の筆の運び方が難しく、バランスがあまり良くないものでした。しかし、先生が丁寧に教えて下さったり、たくさん練習を続けていったりするうちに、納得出来るものを書けるようになりました。幼稚園からコツコツと頑張り、本当に良かったと、改めて、強く感じました。
❖中央審査委員会賞 東京都・光塩女子学院初等科3年 平野 理央
先生の沢山のアドバイス守って
この度は「中央しんさ委員会賞」という素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございました。先生から「米の字は一画目と三画目はつけてはいけない」、「づの字はカーブする時に少し細くする」、「くの字は線を少し反るようなイメージで」、「りの字はたて長に、字と字の間かくを気をつけてね」など、たく沢のアドバイスをもらいました。
さらに、先生がいつも「もう一回、もう一回」と言って何度も練習させてくれるので、気がつくと何まいも書いています。先生方のお習字のレッスンのおかげで、何かに取り組む時の集中力もつきました。
これからもなるべく休まず、書道の練習をしたいと思います。
<全国硬筆コンクール>
❖文部科学大臣賞 福岡県春日市立春日東小6年 真島 舞子
三つのことに気をつけています。
一つ目は字の入れ方です。先生の注意をよく聞いて、練習しました。初めのときは、入れ方に注意しすぎて字のバランスが悪くなってしましました。しかし、練習のときに毎日気をつけて書くと慣れてきて字のバランスも良くなりました。
二つ目は、濃く書くことです。えんぴつをとぎすぎないように注意したり、姿勢を正して、右手に力を入れるように気をつけたりしました。
三つ目は、行にまっすぐ書くことです。初めは、くねくねしていました。しかし、先生から「行の真ん中に印をつけて、書くといいよ」と、教わって、そうして書くと上手に書けました。
❖文部科学大臣賞 大阪市立夕陽丘中3年 保田 はる
この賞を目標にしてきた
教室に通い始めたときから、いつかがこの賞を頂けることを目標に一生懸命練習してきました。それなので教室の先生から受賞のお知らせを聞いた時は、今まで味わった事のない驚きと嬉しさでいっぱいでした。
なかなか上達しなくて、心が折れそうになった時もありました。そんなときは文部科学大臣賞を取る、という目標を思い出して練習の励みにしていました。
今回の練習では、行書を練習してきたことを十分活かせた作品になりました。課題の内容も、今まで経験してきたことだったため、より気持ちを込めて書くことができました。これからも、初心を忘れずに成長し続けていきます。
❖中央審査委員会賞 埼玉県・県立春日部女子高3年 田口はるな
悪い癖に気をつけて書いた
画数の多い文字の細かい部分をおざなりにしてしまうこと、書き進めていくにつれて段々書くスピードが速くなって雑になってしまうのが自分の悪い癖でした。今回の作品は、どこの部分も同じくらい丁寧に書くこと、最後の1文字まで気を抜かないことに重点を置いて書き上げました。
また、課題が古典の授業で教わった文章だったこともあって、いつも以上に楽しんで書くことができました。今回頂戴した賞を励みと自信に変え、より良い作品が書けるようこれからも努力していきます。本当にありがとうございました。
コロナ禍で開催に困難を極めたのは学生書写書道展の席書大会。どこも事故なく済んだのは幸いでした。防疫に注意を重ねられた指導者の皆様に厚くお礼申し上げます。
また、参加者には参加証として写真のメダルバッジを進呈することにしました。
加藤東陽・中央審査委員長講評
この時期に、事故なく大会を開催できたことは高く評価したいと思います。出品数は半減したそうですが、作品のレベルは落ちていません。皆さんよく練習できています。指導がしっかりされていることが分かります。
今回の作品を見ての感想と主な注意点です。
まず、文字の大きさです。硬筆では、基本点画はよく書けているのに、マス目いっぱいに書いている作品が気になりました。漢字は大きめ、ひらがなは小さめに書くなど、文字の大小を考えて書きましょう。
「交わり方」では、横線に縦線が交わる場合、横線の左右の長さが極端にどちらかが短くなっていないか注意しましょう。「筆圧」にばらつきがあると、作品にまとまりがなくなってしまいます。
文字は、線の長い・短い、空間の広い・狭いなどを㎝単位、硬筆などでは㎜単位で書いていきます。しかも算数や数学のように定規を当てることもなく、フリーハンドの手書きです。練習でも清書でも、もちろん書くときは、長い、短い、広い、狭いなどに気を付けて書きますが、書き終えた後は、作品全体を見るようにして、行の中心や文字の大きさ、空間の取り方などに目を向けるのがよいです。
「余白」の取り方も大切です。特に高校・大学・一般の課題は枠の中に課題文を収めるので、「余白」をどうとるかを考えて書きましょう。中でも、かな作品では余白が重要です。
優秀作品展示・表彰・交流会は中止
次ページで第9回伝統文化大会関連イベントの開催条件を掲載しましたが、それに先立つ総合大会関連も同様の措置を取ることにしています。優秀作品の展示・表彰・交流会は東京・中野で開催予定でしたが、東京での警戒レベルが最高の4に引き上げられており、全国から集まるイベントはとても無理と判断しました。ご了承お願い申し上げます。
今後、ホームページ上での紹介充実、月刊書字文化上での交流意見発表会等を企画してまいります。是非、ご参加ください。
第9回伝統文化大会開催について
全国書写書道伝統文化大会(全国年賀はがきコンクール、全国学生書き初め展覧会)は令和3(2021)年1月22日応募締め切りで開催されます。新型コロナの感染拡大傾向が続いています。書文協としての対応、お願いを早くお知らせしたく、以下を掲載するものです。
各団体へのお願い・一審の充実を
応募前の各団体による1次審査は8割近い団体で行われており、その結果は尊重されます。また実施団体には出品料の5%が割り引かれます。特別の事情がない限り1審を実施してください。各団体の審査力向上は書文協の目標でもあります。今回の大会では、書文協はこの1審を最大限に尊重して中央審査会の準備を進めます。各団体に、充実した1審の実施をお願いする次第です。
中央審査会、優秀作品展示・表彰・交流会開催方法
審査会(2021年1月末予定)、展示・表彰・交流会(以下・交流会、同年3月初旬予定)とも東京都内での開催を予定しています。このため、基本的には、特措法に基づく国の緊急事態宣言の有無、東京都の警戒レベルに対応します。
◆緊急事態宣言が出ている場合
・審査会 集合しての審査会は開かない。写真による第一次審査、それに続く持ち回り審査によって決定する。
・交流会 開催しない。その場合は、書文協ホームページで、入選者の紹介等出来る限り詳報する
◆緊急事態宣言が出ていない場合
・審査会 東京都の警戒レベルが2以上の場合は、第9回総合大会と同じく、縮小した規模で開催する。
・交流会 東京都の警戒レベルが2以下で、かつ全国的に見ても関係者の列車、航空機等の移動に問題がないと判断される場合に、開催する。その決定は2月中旬に行い、告知する。
◆開催する場合
・審査会、交流会に共通に守る事項
①体温が37・5度を超える人は参加を見合わせてもらう(会場に入る前にも測定する)
②除菌剤の設置、除菌作業を徹底する
③会場定員は通常設定の2分の1とし、人選する
④一定間隔での換気を行う。
<審査会> 警戒レベル2以上は
①中央審査委員は正副委員長のみ出席
②関係団体指導者の招請はしない
③希望会員の審査会傍聴は行わない。
<交流会・展示会>
フリー入場形式は取らず、出品者と付き添いに限定されている表彰・交流会場で開く。
第9回総合大会特別賞全受賞者リスト
特別賞受賞者は123人
同大会の特別賞(文部科学大臣賞から教育特別奨励賞まで)受賞者は個別コンクールは「ひらがな・かきかたコンクール」13人、「全国学生書写書道展」32人、「全国硬筆コンクール」73人。学生展(毛筆)、硬筆コン(硬筆)共に優秀だった人に贈られる「総合の部」の書字文化賞(トップは文部科学大臣賞)は5人の合計123人でした。受賞者の皆さん、おめでとうございます。
応募者全ての人に特別賞のほかに本賞(特選、金・銀・銅賞)など何らかの賞状が贈られます。コロナ禍の非常時に頑張った記念として大切に保管してください。
全応募作品の記念アルバム・表装を頒布
応募作品は主催者に帰属しますが、すべての応募作品について、ご希望の方に記念アルバム(硬筆)、表装(毛筆)を有料頒布します。どうぞお申し込みください。
❖総合の部・書字文化賞(5人)
賞名 | 学年 | 受賞者 | 学校名 |
文部科学大臣賞 | 小5 | 米田 琴音 | 大阪府・吹田市立岸部第二小 |
書字文化賞 | 小1 | 小池 幸 | 東京都・淑徳小 |
書字文化賞 | 小3 | 平野 理央 | 東京都・光塩女子学院初 |
書字文化賞 | 年長 | 新子 彩良 | 大阪府・吹田市立岸部保育園 |
書字文化賞 | 高2 | 鮫島 世玲菜 | 東京都・光塩女子学院高 |
❖令和2年度ひらがな・かきかたコンクール(13人)
賞名 | 学年 | 受賞者 | 学校名 |
文部科学大臣賞 | 年中 | 緒方 こはる | 福岡県・花畑幼稚園 |
文部科学大臣賞 | 小3 | 土田 梨乃 | 東京都・足立区立伊興小 |
大賞 | 年長 | 馬場 美咲 | 福岡県・平野保育園 |
全国連合小学校長会長賞 | 小1 | 小池 幸 | 東京都・淑徳小 |
全国連合小学校長会長賞 | 小2 | 三好 伶 | 福岡県・大野城市立月の浦小 |
全国連合小学校長会長賞 | 小3 | 平野 理央 | 東京都・光塩女子学院初 |
中央審査委員長奨励賞 | 年長 | 小林 夏望 | 大阪府・吹田市立岸部保育園 |
日本書字文化協会賞 | 小2 | 白木 ユリア | 福岡県・福岡市立花畑小 |
文字・活字文化推進機構賞 | 小1 | 八田 有彩 | 新潟県・新潟大学附属長岡小 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 小1 | 鈴木 富美 | 埼玉県・さいたま市立指扇北小 |
教育特別奨励賞 | 小1 | 藤井 芽歩 | 香川県・高松市立川東小 |
教育特別奨励賞 | 小2 | 青野 希 | 千葉県・浦安市立明海南小 |
教育特別奨励賞 | 小3 | 伊藤 彩愛 | 東京都・墨田区立柳島小 |
❖令和2年度全国学生書写書道展(32人)
賞名 | 部門 | 学年 | 受賞者 | 学校 |
文部科学大臣賞 | 席書 | 小6 | 山内 紬良 | 愛知県・刈谷市立東刈谷小 |
文部科学大臣賞 | 公募 | 高1 | 峯田 彩世 | 東京都・宝仙学園高 |
大賞 | 公募 | 中2 | 林 佑衣 | 三重県・川越町立川越中 |
中央審査委員会賞 | 席書 | 小3 | 平野 理央 | 東京都・光塩女子学院初 |
日本書字文化協会会長賞 | 公募 | 大1 | 大平 麗雅 | 東京都・日本社会事業大学 |
文字・活字文化推進機構理事長 賞 | 席書 | 小4 | 杉浦 由佳 | 愛知県・刈谷市立かりがね小 |
全国連合小学校長会長賞 | 席書 | 小1 | 小池 幸 | 東京都・淑徳小 |
全国連合小学校長会長賞 | 席書 | 小2 | 河野 心晴 | 福岡県・福津市立津屋崎小 |
全国連合小学校長会長賞 | 公募 | 小3 | 清水 莉瑚 | 大阪府・吹田市立北山田小 |
全国連合小学校長会長賞 | 席書 | 小4 | 本橋 由香里 | 東京都・中野区立桃花小 |
全国連合小学校長会長賞 | 席書 | 小5 | 中村 陽歩 | 東京都・青梅市立河辺小 |
全国連合小学校長会長賞 | 公募 | 小6 | 関口 美夢 | 東京都・青梅市立第二小 |
全日本中学校長会会長賞 | 公募 | 中1 | 服部 讃吾 | 三重県・川越町立川越中 |
全日本中学校長会会長賞 | 公募 | 中2 | 鈴木 苺亜 | 東京都・中野区立中野東中 |
全日本中学校長会会長賞 | 席書 | 中3 | 飯田 桃子 | 福岡県・福津市立津屋崎中 |
全国高等学校長協会会長 賞 | 公募 | 高1 | 高橋 俊介 | 埼玉県・県立桶川高 |
全国高等学校長協会会長 賞 | 公募 | 高2 | 鮫島 世玲菜 | 東京都・光塩女子学院高 |
全国高等学校長協会会長 賞 | 公募 | 高3 | 大平 知雅 | 東京都・二松學舎大学附属高 |
全日本書写書道教育研究会会長 賞 | 公募 | 中3 | 竹内 諒 | 東京都・羽村市立羽村第一中 |
中央審査委員長奨励賞 | 公募 | 小5 | 米田 琴音 | 大阪府・吹田市立岸部第二小 |
日本書字文化協会賞 | 席書 | 中1 | 本橋 明日香 | 東京都・中野区立桃花小 |
日本書字文化協会賞 | 公募 | 高3 | 石原 颯 | 東京都・明治大学附属中野高 |
文字・活字文化推進機構 賞 | 公募 | 小4 | 小池 結 | 東京都・淑徳小 |
文字・活字文化推進機構 賞 | 席書 | 小6 | 鮫島 麻里菜 | 東京都・光塩女子学院初等 |
全日本書写書道教育研究会 | 公募 | 年長 | 新子 彩良 | 大阪府・吹田市立岸部保育園 |
全日本書写書道教育研究会 賞 | 公募 | 高2 | 入江 亜衣 | 大阪府・府立春日丘高 |
全日本書写書道教育研究会 賞 | 公募 | 高3 | 植田 惇平 | 大阪府・早稲田摂陵高 |
教育特別奨励賞 | 席書 | 小6 | 佐野 未旺 | 愛媛県・松山市立久米小 |
教育特別奨励賞 | 公募 | 中2 | 浦野 なつ | 和歌山県・和歌山市立明和中 |
教育特別奨励賞 | 席書 | 中3 | 保田 はる | 大阪府・大阪市立夕陽丘中 |
教育特別奨励賞 | 公募 | 高3 | 近藤 乃愛 | 秋田県・聖霊女子短期大学付属高 |
教育特別奨励賞 | 公募 | 大4 | 岡山 瑠々 | 徳島県・徳島大学 |
❖令和2年度全国硬筆コンクール(73人)
賞名 | 学年 | 受賞者 | 学校 |
文部科学大臣賞 | 小6 | 真島 舞子 | 福岡県・春日市立春日東小 |
文部科学大臣賞 | 中3 | 保田 はる | 大阪府・大阪市立夕陽丘中 |
中央審査委員会賞 | 高3 | 田口 はるな | 埼玉県・県立春日部女子高 |
日本書字文化協会賞会長賞 | 大学 | 武山 彩花 | 東京都・明治大学 |
文字・活字文化推進機構賞理事長 賞 | 小学 | 小池 幸 | 東京都・淑徳小 |
全国連合小学校長会長賞 | 小1 | 橋本 昊明 | 大阪府・吹田市立千里第一小 |
全国連合小学校長会長賞 | 小2 | 髙津 康成 | 神奈川県・森村学園初 |
全国連合小学校長会長賞 | 小3 | 土田 梨乃 | 東京都・足立区立伊興小 |
全国連合小学校長会長賞 | 小4 | 本多 理人 | 埼玉県・草加市立氷川小 |
全国連合小学校長会長賞 | 小5 | 米田 琴音 | 大阪府・吹田市立岸部第二小 |
全国連合小学校長会長賞 | 小6 | 中野 明舞音 | 大阪府・吹田市立千里第一小 |
全日本中学校長会会長賞 | 中1 | 倉田 光瑠 | 埼玉県・草加市立谷塚中 |
全日本中学校長会会長賞 | 中2 | 栗山 愛加 | 福岡県・大野城市立平野中 |
全日本中学校長会会長賞 | 中3 | 大柿 幸大 | 大阪府・吹田市立片山中 |
全国高等学校長協会会長賞 | 高1 | 浦部 天音 | 神奈川県・森村学園高 |
全国高等学校長協会会長賞 | 高2 | 植木 萌心 | 新潟県・県立長岡高 |
全国高等学校長協会会長賞 | 高3 | 植田 惇平 | 大阪府・早稲田摂陵高 |
全日本書写書道教育研究会会長 賞 | 年長 | 大倉 唯来 | 茨城県・堀川保育園 |
全日本書写書道教育研究会会長 賞 | 小4 | 大串 愛莉 | 福岡県・大野城市立月の浦小 |
全日本書写書道教育研究会会長 賞 | 中1 | 田中 琳子 | 三重県・四日市市立朝明中学校 |
中央審査委員長奨励賞 | 小3 | 平野 理央 | 東京都・光塩女子学院初等科 |
中央審査委員長奨励賞 | 中2 | 植田 慎二郎 | 大阪府・吹田市立片山中 |
中央審査委員長奨励賞 | 一般 | 吉岡 亜季 | 兵庫県 |
日本書字文化協会賞 | 年長 | 宮川 麻子 | 保育所ちびっこランド 南大分園 |
日本書字文化協会賞 | 小4 | 小池 結 | 東京都・淑徳小 |
日本書字文化協会賞 | 小6 | 松澤 凛桜 | 埼玉県・草加市立谷塚小 |
日本書字文化協会賞 | 中2 | 熊本 結菜 | 福岡県・大野城市立平野中 |
日本書字文化協会賞 | 高2 | 佐藤 楓 | 神奈川県・森村学園高 |
文字・活字文化推進機構賞 | 小5 | 庄司 帆夏 | 埼玉県・所沢市立西富小 |
文字・活字文化推進機構賞 | 中3 | 陽 麻衣佳 | 大分県・大分大学教育学部附属中 |
文字・活字文化推進機構賞 | 高1 | 坂本 百合 | 神奈川県立川和高 |
文字・活字文化推進機構賞 | 大学 | 植西 美侑 | 京都府・立命館大学 |
文字・活字文化推進機構賞 | 一般 | 榎本 蒼 | 大阪府 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 小1 | 横尾 芽依 | 福岡県・福岡市立草ヶ江小 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 小2 | 石山 莉子 | 埼玉県・草加市立新田小 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 小3 | 甲津 心 | 埼玉県・さいたま市立辻南小 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 小5 | 杉浦 由佳 | 兵庫県・西宮市立上甲子園小 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 中1 | 猿樂 真央 | 埼玉県・さいたま市立指扇中 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 高1 | 宮田 桃子 | 神奈川県・湘南学園高 |
全日本書写書道教育研究会賞 | 大3 | 小松原 美桜 | 奈良県・奈良女子大学 |
教育特別奨励賞 | 小1 | 栗田 采果 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小1 | 菅原 華 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小1 | 石橋 優吾 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小2 | 北村 紗千 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小2 | 浅里 芽依 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小2 | 恩田 そら | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小3 | 髙地 智仁 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小3 | 水落 葵 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小3 | 沖原 菜乃 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小3 | 池田 乃彩 | 千葉県・浦安市立明海南小 |
教育特別奨励賞 | 小4 | 藤巻 結愛 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小4 | 長谷川 舞 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小4 | 大田 里音 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小4 | 所 隼平 | 埼玉県・越谷市立越ヶ谷小 |
教育特別奨励賞 | 小4 | 田代 南実 | 熊本県・熊本市立黒髪小 |
教育特別奨励賞 | 小5 | 髙津 康一 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小5 | 酒井 芭琉 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小5 | 山口 麟太郎 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小5 | 髙橋 凛太郎 | 千葉県・市原市立市原小 |
教育特別奨励賞 | 小6 | 長谷川 さら | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小6 | 川口 詩乃 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小6 | 玉木 愛 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小6 | 林田 佳音 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小6 | 芳沢 啓太 | 神奈川県・森村学園初 |
教育特別奨励賞 | 小6 | 橋本 瑠愛 | 熊本県・熊本市立城南小 |
教育特別奨励賞 | 中1 | 本間 光 | 神奈川県・湘南学園中 |
教育特別奨励賞 | 中2 | 濱野 珠希 | 神奈川県・湘南学園中 |
教育特別奨励賞 | 中3 | 岩渕 里咲 | 神奈川県・湘南学園中 |
教育特別奨励賞 | 中3 | 鈴木 琴音 | 神奈川県・湘南学園中 |
教育特別奨励賞 | 中3 | 大塚 凜 | 東京・淑徳SC中 |
教育特別奨励賞 | 高1 | 山本 幸香 | 神奈川県・湘南学園高 |
教育特別奨励賞 | 高2 | 金澤 茎未 | 神奈川県・湘南学園高 |
教育特別奨励賞 | 一般 | 温井 正義 | 徳島県 |
記念アルバム・表装の受付
応募作品は主催者に帰属しますが、ご希望の方には、学びの記念として硬筆作品の特製アルバム、毛筆作品の表装の申し込みを受けています。各団体・個人出品者について、それぞれ詳細な申込説明書と申込書が審査結果一覧と共に配られています。ご参照ください。
「表現」の証として
書文協では、コンクールについて「表現する」ことが大事なポイントと考えています。作品を仕上げるということは、まさに表現することにほかなりません。この観点から、作品を表現物として残すために特製アルバム、表装作成に取り組んでいます。そしてまた、これらのアルバム、表装は学びの軌跡を残すものともなります。皆さん、お申込み下さい。
申し込み締め切りは12月28日必着
主なポイントは以下の通りです。
◆代金
<特製アルバム>
自筆作品 3900円(税込み)
複製作品 2900円
<表装> | 半切 | 八ツ切/半紙/六ツ切 |
本表装 | 9,000円 | 8,000円 |
略式表装 | 3,000円 | 2,500円 |
◆申込時期など(共通)
申込締め切り 令和2年12月28日(月)必着 生徒から団体への申し込みはそれ以前。
納期は申し込みから約1ヶ月後