月刊書字文化

~日本書字文化協会機関紙 No76~
令和2年(2020年) 2月号

2月22日は書文協創設10周年記念日です

<創設10周年>
▶大平恵理(書文協代表理事・会長)ご挨拶 大平プロフィール
▶書文協の理念・事業 書文協版「eポートフォリオ」好評
<3/8伝統文化大会優秀作品展示・表彰・交流会>
<第5回臨書展案内>

一般社団法人日本書字文化協会(書文協)
本部 〒164-0001 東京都中野区中野2-11-6 丸由ビル3階
電話03-6304-8212 / FAX03-6304-8213
Eメールinfo@syobunkyo.org ホームページhttp://www.syobunkyo.org
付属書写書道専修学院
本部中野教室  本部に同
青梅教室  〒198ー0036 青梅市河辺町10-10-3 サンライズイトウ301

創立10周年ご挨拶

書文協代表理事・会長 大平恵理

東京・中野に書文協本部を創設してから早くも10年が過ぎました。ひとえに皆様のご理解・ご支援のおかげと深く感謝しています。今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

秋に記念会合を計画

一区切りの時を迎え、書文協の進むべき道を改めて考えています。何よりも大事にしたい公共性はしっかり守れてきたでしょうか。非営利の法人ではありますが、運営にコストはかかります。
皆様にしっかり支えていただいたことにお返しができる公益事業を展開できたでしょうか。なんなりとご意見をお寄せください。10月末か11月初旬に、第9回総合大会展示・表彰・交流会と併せて10周年記念会合を計画しています。

切磋琢磨を合言葉に

正しく、美しい日本語の継承発展と良き伝統文化の伝承が書文協の目標です。文字を書くことの大切さを理解し、書く技術を身に付けるだけでなく、語彙を豊かにし、言葉の感覚を磨くなど「言葉の力」を身に着けてもらいます。昨今の学校教育が求めている思考力、判断力、表現力のある生徒を育てたいと思います。また、一般の方の求めにも合うように、毛筆細字などカルチャー系の講座も充実させてまいります。
検定・ライセンス試験、講習会のほか多くのコンクールを開催しています。しかし、賞取り合戦がその目的ではありません。コンクールは日ごろの練習の成果を問うもので、共に学ぶ人は皆仲間です。その切磋琢磨(せっさたくま)が書文協の合言葉です。

新規事業を秋に発表

10周年を記念した新規事業を目下検討中です。秋の記念会合で発表予定です。人と競うのではなく、各個人の学びの軌跡を学年相当レベルでクリアしているかどうかを問うものを実施したいと思っています。現行の検定と異なり、
硬筆と毛筆を合わせて書字技術、書文化知識を問うものをイメージしています。楽しみにお待ちください。

大平恵理プロフィール

昭和40年(1965年)、東京都生まれ。大東文化大学卒。二女の母。故氷田光風氏らに師事。書写の実用性と書道の美を併せ持つ平明で美しい書風は、専門家から「用美一体を究めた」文字として評価されています。前書道団体会長当時から長い間、全国大会の毛筆・硬筆お手本や検定試験手本の揮毫を一身に担ってきました。
主な著書に、書文協製作の各検定テキストのほか、市販本として「ドラえもん学習シリーズ 字がきれいに書ける」(小学館)「はじめてのえんぴつれんしゅうちょう」(KADOKAWA角川書店)「美しい文字が書ける 脳活ペン字練習帳」「同実用編」「ことばであそぶひらがな」(以上3冊は朝日新聞出版)、「えんぴつ文字・硬筆文字練習帳」5巻シリーズ(角川学芸出版)など多数。

理 念

・正しく、美しい日本語の継承・発展、良き伝統文化の伝承
・公共性高い運営 学習指導要領準拠
・一芸としての書写書道を目指す
・言葉の力を養う
・職業としての書写書道指導業の確立

事 業

・全国書字検定試験・段級の付与・・・偶数月に実施
・指導者ライセンス(資格)試験・・・6,12月の年2回
・各種講習会 本部、地域団体・・・随時
・書写書道専修学院運営・・・常時
・各種コンクール
全国書写書道総合大会・・・夏―秋
(ひらがな・かきかたコンゥール、全国硬筆コンクール、学生書写書道展)
全国書写書道伝統文化大会・・・冬―春
(全国年賀はがきコンクール、学生書き初め展覧会)
・臨書展・・・年度末

書文協版「eポートフォリオ」好評

各社中・団体を尊重した、緩やかな学びの連合体が書文協です。情報を共有し、流派を超えた指導・審査を行います。一芸とは、人に誇れる程度の力まで研鑽を積むことですが、大事なのは一芸を目指してやり続ける「継続する力」です。この力は、あらゆる分野でのポテンシャリティ(潜在力)となるもので、近年、大学や高校入試で評価されているものです。「ことばの力育成」も、学習指導要領にあるように、思考力・判断力・表現力を養うことを重視する昨今の学校教育が目指すもので、大学入試、就活の内申資料として高く評価されています。
また,生徒の授業外の自主活動を記録する「eポートフォリオ」が注目される中で、書文協の個人情報システムは高く評価されています。検定受験、大会など生徒さんの活動記録を個人情報として安全にサーバーに管理、適切な求めに応じて開示します。これで作成された書文協認定成績記録表は入試や就活の価値ある内申資料として評価されています。
この個人情報システムは、各教場をサポートするためのものです。
各教場とも十分にご利用下さい。

第8回伝統文化大会の交流会等中止

書文協は2月21日、東京・中野で開催を予定していました第8回全国書写書道伝統文化大会の展示・表彰・交流会を新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止することを決めました。そして、中止のお知らせを、同日から発送を開始した第8回伝統文化大会成績一覧書類と一緒に全国の教場に送りました。お知らせ状の概略は以下の通りです。
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同交流会等には、幼児から大人まで多くの方に遠方から列車や航空機で参加していただいています。同ウイルスの市中感染防止には、現状でもこうした行動を強いることは避けるべきだと判断いたしました。会場環境の安全確保は当然ですが、全ての人に安心して参加いただくことが大事だと思います。
交流会は大会出品者なら誰でも参加できます。自主活動が入試などで評価されます昨今「学業と書写書道活動の両立」をテーマとする交流会は、参加者に良き刺激を与えるものとして展示、表彰とともに高い評価をいただいています。今回の交流会参加資格者は、今秋に開く予定の第9回総合大会交流会に参加していただくことができることにしたいと思います。
新型コロナウイルス の感染拡問題は全国の努力があれば、遠からず終息するものと予測しています。書文協のその他の活動は予定通りです。皆様にはどうぞ落ち着いて書写書道の学びにますます邁進されますことを期待いたします。

第5回書文協臨書展募集
4月13日(月)締め切りです。全部門とも年齢不問 毛筆のみ

部 門
<臨書の部>   
用紙は半切、八ッ切、半紙   
・自由課題(高校教科書臨書教材から4文字以上)  
・常設課題(漢詩・楓橋夜泊)の1句以上
1句中の四文字、三文字でも可

 <楷書書写の部> 
下記から選ぶ。用紙は半紙、八ッ切
・1字:月 満 天 漁 火 城 外 の中から1文字 
・2字:漁火 
・3字:寒山寺  
 
賞(予定含む) 
特別賞は、
・大賞(臨書の部から選出)
・中央審査委員会賞
・日本書字文化協会会長賞
・青梅市日中友好
・協会会長賞
・日中文化交流促進会理事長賞の5本。他に優秀賞約20点。

5月29日(金)~31日(日)に青梅市沢井の澤乃井ガーデンギャラリーで優秀作品展示会を開催します。

出品料   
臨書の部は1点1,000円(幼児・小中学生は700円)
楷書書写の部 同700円(幼児・小中学生は500円)
個人出品は一律1点1,500円  ※いずれも税別